1950年代スタイル
ジーンズ徹底比較
国内12ブランド・20モデルのスペックデータを読み解く
1950年代は、アメリカンジーンズの黄金時代。当時のシルエット・生地・ディテールを現代に再解釈した「1950年代スタイル」モデルは、いま国内外のブランドが最も力を入れるカテゴリのひとつです。本記事では、国内主要ブランドが手がける1950年代インスパイアモデルを、実際のスペックデータをもとに徹底比較。生地重量・フロントライズ・スラブレベルまで、マニアが気になるポイントを網羅しました。
モデル一覧——定価の安い順
各ブランドの実測スペック一覧です。列を左右にスクロールしてご覧ください。生地重量の棒グラフは13oz〜17ozのレンジを相対表示しています。
| ブランド | Lot | フィット | 生地重量 | スラブ | 定価(税込) | 公式URL |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Sugar Cane | SC42955 | スリムテーパード | 14.25oz |
中 | 23,100円 | 公式サイト |
| orSlow | 105 | レギュラーストレート | 13.5oz |
弱 | 24,200円〜 | 公式サイト |
| TCB JEANS | TCB 50's | レギュラーストレート | 13.5oz |
中 | 24,640円 | 公式サイト |
| PHERROW'S | 421SW | レギュラーストレート | 13.75oz |
中 | 25,300円 | 公式サイト |
| DENIME | 220A XX | レギュラーストレート | 14.5oz |
中 | 27,500円 | 公式サイト |
| SAMURAI JEANS | S510XX | レギュラーストレート | 15.0oz |
中 | 28,380円 | 公式サイト |
| SAMURAI JEANS | S5000VX | タイトストレート | 17.0oz |
強 | 28,380円 | 公式サイト |
| JELADO | 313XX | レギュラーストレート | 14.0oz |
強 | 29,700円 | 公式サイト |
| JELADO | 312ZXX | スリムテーパード | 14.0oz |
強 | 29,700円 | 公式サイト |
| MOMOTARO | 1005SP | ミドルストレート | 15.7oz |
弱 | 29,700円 | 公式サイト |
| Studio D'Artisan | SD-101 | レギュラーストレート | 15.0oz |
強 | 30,580円 | 公式サイト |
| Studio D'Artisan | SD-103 | タイトストレート | 13.5oz |
強 | 30,580円 | 公式サイト |
| RESOLUTE | 711 | ワイドストレート | 13.0oz |
弱 | 30,800円 | 公式サイト |
| Full Count | 0105 | ワイドストレート | 13.7oz |
弱 | 35,200円 | 公式サイト |
| Full Count | 1101 | レギュラーストレート | 13.7oz |
弱 | 35,200円 | 公式サイト |
| BONCOURA | XX | レギュラーストレート | 14.5oz |
中 | 45,100円 | 公式サイト |
シルエットの読み方——数値からわかるフィット感
1950年代スタイルのジーンズは、フロントライズ・腿幅・裾幅の3つの数値を読むことでシルエットが見えてきます。なかでも最も重要なのがフロントライズ。ウエストの位置感を決め、全体のバランスを左右します。
Front Rise
27.5〜28.5cm
ローライズ
現代的な感覚で穿ける低めのウエスト位置。Studio D'Artisan SD-103、SAMURAI S5000VX、RESOLUTE 711、JELADO 312ZXX
Front Rise
29.0〜29.5cm
ミドライズ — 最多数
最も多くのモデルが集中。Studio D'Artisan SD-101、JELADO 313XX、DENIME 220A、TCB 50's、PHERROW'S 421SW、SAMURAI S510XX、MOMOTARO 1005SP
Front Rise
30.0〜30.5cm
ハイライズ
本来の1950年代シルエットに最も忠実。ベルト必須。Full Count 0105/1101、orSlow 105、BONCOURA XX、Sugar Cane SC42955
裾幅は18.0cm(JELADO 312ZXX)から最大23.5cm(MOMOTARO 1005SP)まで幅があります。裾幅が広いほどストレート感が強く、細いほどテーパードに近い印象になります。腿幅との差が小さいモデルはよりストレートに、差が大きいモデルはテーパード感が出ます。
ブランド別・深掘り解説
各ブランドの哲学とスペックの意図を読み解きます。価格帯順に掲載しています。
Sugar Cane
SC42955(1950s)
米綿混使用。スリムテーパードでフロントライズ30.5cmと高めなのが特徴的で、本来の1950年代の腰高シルエットをスリムなレッグラインで現代的に解釈したモデル。本記事掲載モデルの中で最も手に取りやすい価格帯。
向いている方:コスパでヴィンテージデニムを始めたい方、スリムシルエットが好みの方
orSlow
105 / 105 STANDARD FIT(1950s)
13.5oz・ネップ感のあるテクスチャが他ブランドとの大きな違い。スラブ「弱」でありながら独特のネップが表情を生む、珍しいアプローチ。105・105 STANDARD FITどちらもフロントライズ30.0cmのハイライズ帯。
向いている方:ネップ感のある独特の質感を楽しみたい方、コスパ重視の方
TCB JEANS
TCB 50's(1950s)
13.5ozと軽めながら腿幅32.5cmとゆとりのあるシルエット。余計なアレンジを排したピュアなヴィンテージ再現へのこだわりが随所に感じられる。
向いている方:ピュアなヴィンテージ再現を求める方、コスパ重視の方
PHERROW'S
421SW(1950s Style)
13.75oz・スラブ「中」・凹凸ありと、あらゆる面でバランスが取れた優等生モデル。フロントライズ29.0cmはミドライズ帯のなかでやや低め。
向いている方:バランス良くヴィンテージ感を楽しみたい方、初めての1本を探している方
DENIME
220A XX TYPE(1950s)
14.5ozと標準的な重量ながら、凹凸のあるテクスチャでしっかりしたヴィンテージ感を演出。レギュラーストレートの王道を行くシルエット。
向いている方:バランスの良いスペックでコスパよくヴィンテージ感を楽しみたい方
SAMURAI JEANS
S510XX / S5000VX(1950s Style)
同一価格で2モデルが揃う。S510XX(15.0oz・レギュラーストレート)と、本記事中最重量の17.0ozを誇るS5000VX(タイトストレート)。重量・シルエット・スラブ感のすべてが対照的で、どちらを選ぶかでまったく異なる着心地になる。
向いている方:S5000VXは生地の存在感を最大限に楽しみたいヘビーデニム上級者向け
JELADO
313XX / 312ZXX(1955 / 1950s Style)
ヴィンテージコットン使用・スラブ「強」が最大の特徴。313XX(レギュラーストレート・ライズ29.5cm)と312ZXX(スリムテーパード・裾幅18.0cm)の2本が同一価格。裾幅18.0cmは本記事中の最細。
向いている方:ヴィンテージコットンの質感を重視しつつ、スリムなシルエットも求めたい方
MOMOTARO JEANS
1005SP(1950s Style)
15.7ozの重量ながらスラブ「弱」・テクスチャ「滑らか」という異色の組み合わせ。裾幅23.5cmは本記事中の最大値で、強いストレート感が特徴。重い生地でも滑らかな着心地を求める方への回答モデル。
向いている方:重めの生地で滑らかな着心地を求める方、強いストレートシルエットが好みの方
Studio D'Artisan
SD-101 / SD-103(1950s)
中長綿使用・スラブ「強」・凹凸ありと、生地の表情を徹底追求したラインナップ。SD-101(15.0oz・レギュラー)、SD-103(13.5oz・タイト)の2モデルが同一価格で揃い、シルエットの選択肢が広いブランド。
向いている方:デニムの凹凸感・表情を徹底的に楽しみたい上級者、生地の個性を重視するマニア
RESOLUTE
711(1950s)
本記事中で最も軽い13.0oz・スラブ「弱」・テクスチャ「フラット」。ヴィンテージ感よりもシルエットと着やすさを前面に出したミニマルな設計思想は、他ブランドとは明確に一線を画す。ワイドシルエットながらフロントライズ28.5cmと低めで、現代的な感覚で穿ける。
向いている方:デニムをファッションの一部としてシンプルに着続けたい方
Full Count
0105 / 1101(1953 / 1950s Style)
ジンバブエ産長綿使用・スラブ「弱」・テクスチャ「滑らか」。ヴィンテージ感よりも上質な着心地を優先した設計が明確な個性。0105(ワイドストレート・ライズ30.5cm)と1101(レギュラーストレート・ライズ30.0cm)の2モデルが同一価格。腿幅33.0cmは本記事中の最大値。
向いている方:ジーンズ初心者や着心地重視の方、ヘビーデニムが苦手な方
BONCOURA
XX(1950s)
レギュラーストレート・ライズ30.5cm・腿幅32.0cmと、1950年代の標準的なシルエットに最も近いモデルのひとつ。本記事掲載中の最高価格帯。生地・縫製・ディテールのすべてに妥協なく向き合った、コレクターが「最終的にたどり着く一本」。
向いている方:プレミアムな一本を求めるコレクター、妥協なく最高のジーンズを求める方
生地重量 × スラブレベル マトリクス
縦軸にスラブレベル、横軸に生地重量を取った配置図です。自分が求める「ヴィンテージ感の強さ」と「生地の重量感」の交差点からモデルを選ぶ参考にしてください。
軽め
標準
重め
フィット別・おすすめモデル早見表
ストレート
ストレート
テーパード
ストレート
まとめ——自分の一本の選び方
ヴィンテージ感を最大に
Studio D'Artisan・JELADO・SAMURAI JEANS
上質な着心地・滑らかな生地
Full Count・MOMOTARO
コスパ重視で始めたい
Sugar Cane・TCB JEANS・PHERROW'S
妥協なきプレミアムな一本
BONCOURA
ファッションとして穿く
RESOLUTE・orSlow
超ヘビーデニムに挑戦
SAMURAI JEANS S5000VX(17.0oz)
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